方針をしっかり示してもらえたことが、
不安なく取り組めた一番の要因だと思います。
2019年 埼玉医科大学医学部他合格
Mさん合格体験談
【インタビュアー】高田(英語)
この度は医学部合格おめでとうございます。
ありがとうございます。
まず、一次合格した大学を教えて下さい。
埼玉医科大学の前期、帝京大学、獨協医科大学の一般と地域枠、埼玉医科大学の後期です。
補欠合格を待っている状態だったんですよね?埼玉後期の補欠が回ってきたのはいつですか?
3月29日の午前中に回ってきました。
ぎりぎりだったんですね。
はい、ぎりぎりで回ってきました。
電話を受けた時は、喜びが爆発した感じでしたか?
もう無理かなと思っていたんです。就職しようかなとも思っていたところだったので、びっくりしたのと、やっと医学部受験が終わったなというほっとした気分もありました。でも嬉しかったです。
以前、「埼玉後期で繰り上げが回ってくるのは、幻のようなものだ。」と言っていたでしょう。「そんなことあるわけない。」とも言っていたよね。その幻が現実になったんだよね。
本当にびっくりしました。
「その幻がMさんに回ってくるはずだよ。」と私が言っていたのを覚えていますか?
先生は最後の最後まで励まし続けてくれました。ありがとうございました。
Mさんは再受験をしたわけですが、これまでの経緯を教えていただけますか?
埼玉県の高校を卒業した後に、埼玉医科大学の短期大学看護学科に入って、3年で卒業して、看護師の国家資格を取りました。そのあと、母子看護学科で助産師の免許を取って、3年間埼玉医科大学病院で働いていたんです。でも、以前から英語の勉強をしてみたいなと思っていたんです。英語が話せるようになりたかったので、語学留学でオーストラリアに留学しました。
それは、いつ頃ですか?
26才くらいですかね。そのあと帰国して、次の年度から青梅市の公立病院で、5年間助産師として働いていました。そこで、いろいろ考えることがあって、医学部に行こうと思って受験生になりました。
仕事の期間が長かったですよね。医学部に行きたいのと、もう受験するのは無理かなというのと、葛藤のようなものはなかったですか?
臨床に出た時から、患者さんに異変があると、医療的な処置が必要な時があるんです。そんな時に「医師として患者さんを助けたいな」と思うことがありました。でも、医師になるのは無理だろうなと思って、なかなか行動には移せなかったんです。そんな時、母が5年くらい前に病気になって、人生何があるか分からないなと思ったんです。すぐには勉強を始められなかったんですが、「医学部受験をしないと後悔するな」と思うようになりました。そのことが、自分をプッシュしてくれた感じです。
それが今から3年くらい前、2016年の4月ですね?
そうですね。
そこから受験勉強が始まったわけですね。その頃、予備校には行っていましたか?
行ってなかったです。初めの2年間は独学でやりました。
宅浪をしていたわけですね?
参考書を買って勉強していました。
一次合格は出ましたか?
2年目の時に、埼玉医科大学が一次合格で、補欠までいきました。
宅浪で、補欠までいくというのはすごいと思います。
ありがとうございます。
他の大学は受けなかったんですか?
医学部受験のことをよく知らなかったので、1年目は埼玉医科大学しか受けませんでした。2年目は、東京女子医科大学と埼玉医科大学を受験して、ダメだったので3月に入って明海大学の歯学部を受けました。
歯学部を受験したのは、何か理由があったんですか?
2年目は、これでダメだったら諦めようと思っていたんです。母が訪問歯科を受けていて、同じ医療系だから受験してみて、そこに合格したら納得して医学部を諦められるかなと思っていたんです。でも、結果的には全然諦め切れなかったです。
それで、レクサスに来たんですよね。昨年の3月17日に来校しています。レクサスのことは知っていましたか?
1年目に受験会場の前で、レクサスのチラシをもらったんです。その中に、再受験生の東浦さんの話も載っていて、「この人、すごいな」とか思っていたんです。でも、その時は自分の勉強が足りないだけだと思っていたので、すぐにはレクサスには行きませんでした。ただ、頭の片隅にはありました。
それで、2年目が終わった去年、レクサスに来たわけですね?
そうです。最初、医専予備校のM予備校に説明を聞きに行ったんですが、「在籍だけして質問しに来ればいいよ。」と言われたんです。そのあと、レクサスに来たら沼山先生が熱心に説明してくださったんです。「再受験にうるさくないのはこの大学だ。」とか、具体的に教えてくださったんです。その時は補欠の繰り上げの連絡を待っていましたが、来るかどうかも分からず、気持ちだけが焦っていたので神様のような人だと思いながら話をさせていただきました。
その時に模試の結果を見せてもらって、数学が弱いからなんとかしようということになって、数学の授業を体験したんですよね?
私はもともと文系だったんです。それで、基礎も出来ていなかったんです。チャートとかを繰り返して丸暗記していたんです。でも、山田先生が丁寧に教えてくださって、本当に分かり易かったですし、勉強が楽でした。
無学年制のクラスで高校生と一緒でしたけど、大変ではなかったですか?
正直言うと、初めはドキドキしました(笑)。でも、フレンドリーに話しかけてくれて本当に楽しかったです。
質問対応はどうでしたか?
もちろん、山田先生にも質問しましたが、レクサスでは受講していない生物も質問していました。小鹿先生や橋本先生にも教えていただいて良かったです。
全ての教科で多くの講師が待機しているのがレクサスの売りなので、活用していただけて良かったです。
本当に良かったです(笑)。
担当の前で話し辛いと思いますが、英語の授業はどうでしたか?
自分では英語は得意だと思っていたので、前半は手を付けていなかったんです。ただ、第3回の河合模試くらいから、前より出来なくなったかなと感じ始めて。まだ大丈夫かなとも思ってたんですが、レクサスの医大診断模試で、ひどい偏差値が出てしまって、それで、焦って高田先生のところに行きました。英語は得意科目だけど、プロの先生の授業を受けたら、もう少し伸ばせるんじゃないかと思って、高田先生に泣きついたんです。
医大診断模試は、「たまたま事故った」という印象でした。別の問題だったら、全然違う偏差値が出ていたと思います。例えば、河合塾の模試にしても決して悪くない。偏差値で63とか64です。欲を言えば、苦手な数学の分をカバーできるような点数を取れればいいけど、英語は全然心配していなかったです。たまたま、医大診断模試で失敗して自信を喪失してしまった。その自信を取り戻してもらうことができればいいなと思っていました。それで、一回の授業に、できるだけ多くのことを盛り込もうと思って、結構な量の課題を出したんです。自分としては、2~3週間分の課題を出したつもりでしたが、Mさんは翌週までにやってくるんですよ。その辺も素晴らしいなと思っていました。
追い込みの時期に、本当に先生の授業を取って良かったと思っています。オーストラリアでも文法なんて習っていなかったんです。なんとなく雰囲気で読んでいたところがあったんです。でも、高田先生の授業で一文一文、和訳をやってもらって、そのおかげで入試問題がとても読み易くなりました。先生のおかげです。多分、繰り上げが回ってきたのは英語のおかげだと思っています。
もしそうだったら、嬉しいですね(笑)。
入試の時、英語だけは時間に余裕があって一息つくことができました。
Mさんは英検を受けていますよね。
準1級を持っています。
準1級が大学入試レベルに合致しているので、それを持っている人は普通英語で得点を稼げるはずなんです。だから、Mさんの場合、最後ちょっと調子が乱れていたものを修正すれば大丈夫だなと思っていました。その通りになってくれて良かったです。
ありがとうございました。
将来は何科のお医者さんになりたいですか?
今までのキャリアを生かすとすると産婦人科かなと思っていますが、母の病気のこともあって高齢者に対する医療にも興味があります。将来のことは大学で勉強しながら、研修医として回りながらゆっくり決めていこうと思っています。患者さんの話を良く聞ける医師になりたいです。
Mさんはいつもにこにこしていらして、きっと患者さんに好かれるいい医師になると思いますよ。
レクサスの受付の方も感じがいいですよね。常に笑顔でいらして、見ているこっちも自然に笑顔になりました。
ありがとうございます。
Mさんは受験校を選択するとき、どのように決めましたか?
高田先生や山田先生にも相談させていただきましたが、私は自宅の近くが良かったので、近いところと年齢にも寛容なところということで受験校を選択しました。
埼玉医科大学は再受験や年齢に厳しいところですよね。ちょっとハードルが高くなりますが、それを突破したのは今後の誇りにしていいと思います。
ありがとうございます。きっとしつこく受けていたのが良かったんだと思います(笑)。
ご自宅から通える範囲ですか?
自宅から30分くらいの距離です。本当に良かったです。
入試を受けた時の手応えについてお聞きしたいんですが、1年目から3年目と、手応えに変化はありましたか?
ありました。1年目は問題が解けないから、逆に時間が余ってしまうんです。手を付けられないから暇で、全然出来ないなという感じでした。2年目に一次が受かった時は、去年に比べて出来るようになったけど、時間もまだまだ足りないし、特に数学は、暗記した部分が出ればちょっとずつ解けるんですけど、でもやっぱり出来なくて。3年目は先程言ったように、英語は落ち着いて終わらせることが出来ましたし、化学は理論のところが出来なかったんですけど、暗記のところは結構埋められたし、手応えは全然違いました。数学は全部出来なくても、部分点取れるところはないかと思って、取れそうなところを解いていったという感じです。
部分点を取れそうなところを見つけることが出来るようになったわけですね。
そうですね。それが出来るようになったのが進歩だと思います。
受験会場に必ず持っていったものとかありますか?
緊張で喉が渇くので、飲むゼリーとチョコレートと、それからおにぎり1個と水分ですね。いつもそうしていました。
お昼ごはんは、おにぎりを食べていたんですね。
お米が好きなのでそうしていました。食べ過ぎると眠くなってしまうので、おにぎり1個だけ食べて、そのあと余った時間で階段の上り下りをして運動していました。最後は集中力が大切かなと思っていたので、テキストを見直したりとかはせずに、体を動かして集中力を高めていました。
二次面接はどんなことを聞かれましたか?
帝京大学は普通のことしか聞かれなかったんですが、獨協医科大学では、アドミッションポリシーのことを聞かれました。「この中で、何が自分に出来そうですか?」と聞かれて、緊張していたこともあって、「これとこれなら出来ます。」と深く考えずに言ったんです。その後に、違う面接官に「これが出来ると判断した根拠は何ですか?」と聞かれて、自分を過大評価したことを反省させられたんです。他には、今年は特に変わったことは聞かれなかったと思います。
東京医科でいろんなことが問題になったので、その影響かも知れませんね。
そうかも知れません。私は助産師の経験があるので、帝京大学では「子供を持ちながら働くことについてどう思うか?」とか、社会人特有の質問をされました。埼玉医科大学でも「男性助産師についてどう思うか?」とか、医学的なことも聞かれました。
再受験の経緯は聞かれましたか?
埼玉医大と獨協医大で、確認程度に聞かれました。あと、獨協医大の地域枠で「男女差別とか年齢差別とか、今年は色々あったけど、どう思うか?」とか聞かれましたね。県庁の方との面接の時でした。
受験勉強で一番苦労したことは何ですか?
数学ですね。あと化学も高校の時に習ったことがなかったので苦労しました。参考書に書いていることが限られていたので、宅浪時代は分からない時にネットで検索しましたが、こちらが求めている説明が書いてないんですよね。しかも、その情報が正しいとは限らないですし。それで苦労しました。
すぐ質問が出来るというのがレクサスのメリットですよね。
今年は、上手くレクサスを活用させてもらいました。
勉強していて、ストレスを感じたことはありましたか?
この年齢でもう一度勉強させてもらっているので、勉強しなきゃというプレッシャーはなかったです。ただ、当初は独学で勉強していたので、おそらく的が外れた勉強をしていて成績が伸びなかったと思うんですけど、その時は「受験なんか辞めて助産師として働いた方が、社会に貢献出来るんじゃないか…。」と思ったりしていました。そういうのがストレスでしたね。
3年間の浪人生活は長かったですか?
長かったですが、この1年はあっという間でした。
ストレスの発散方法は何かありましたか?
友人と会ったり、話したりすることですね。そういうところでストレスを発散していました。あと、ちょっとでも体を動かすと気分転換になるので、よく散歩に行っていました。
効果を感じた勉強法はありますか?
英語は先程述べた和訳のおかげで長文が読めるようになりました。あと、理科は初心者なのに『重要問題集』とか解いていたんですよ。今にして思えば無茶なことをやっていたと思います。私のような初心者にお薦めなのは生物の『リードLightノート』です。この参考書のことは、レクサスのホームページを見ていて「おすすめ参考書・問題集」のコーナーで知りました。学力に見合った勉強をしないといけない、基礎固めの重要性に気付けました。
レクサスに通ってみて、良かったところがあれば教えていただけますか?
とにかく安心して委ねることができました。方針をしっかり示してもらえたのが一番不安なく取り組めた要因だと思います。数学は、レクサスのテキストだけで必要十分で、余計な問題集に手を出しませんでした。英語も高田先生にいただいた教材だけをやっていたので、そういうのは安心して勉強できたので良かったです。あと、数学のクラスに参加してみんなで切磋琢磨している感じがあって、それも良かったです。数学のクラス授業は数Ⅲがメインだったんです。でも、みんなⅠAⅡBの範囲もまだまだ不安で。不安だっていうことを山田先生に打ち明けたら、ⅠAⅡBの範囲も含めて数学全範囲を復習し直せるように教えてくださったんです!あれは本当にありがたかったです。少人数で先生との距離が近いレクサスだからこそ、叶えてもらえたことだと思っていますし、この授業のおかげで今年勝負できたとも思っています。
最後に、Mさんと同じような再受験生に向けてと、一般の受験生に向けてのメッセージをいただけますか?
再受験生は、とにかく、1年でも早く合格を勝ち取った方がいいと思います。医師になってからもいろいろ学ぶことがあると思うので、出来るだけ早く合格して下さい。学力に自信がある人を除いては、レクサスのように医学部受験に強いところに話を聞きに行って、システムに乗ってしまった方が絶対早いと思います。私も30代半ばですけれど、こうやって合格できたので、強い気持ちがあればきっと合格出来ると思うので頑張ってほしいです。
貴重なメッセージをありがとうございます。あと一般の受験生に向けてはどうですか?
私からすると、勉強以外に楽しいことがいっぱいある時期に、懸命に勉強できていること自体がすごいと思います。なので、自分を肯定的にとらえて、自分を信じて頑張ってほしいと思います。
勇気づけられる言葉をいただきました。大学でも6年間頑張ってください。期待しています。
本日はありがとうございました。
こちらこそ、本当にありがとうございました