合格おめでとうございます。まず、一次合格した大学を教えてください。

岩手医科大学、金沢医科大学、近畿大学、東海大学、帝京大学、埼玉医科大学です。

最終合格したのはどこですか？

岩手医科大学と近畿大学で、進学先は近畿大学です。

合格発表を見た瞬間はどんな感じでした？

「おお！」としか思わなかったです。

2次合格したのは初めてなんだよね？

そうです。あれこれ考えるより先に、「おお！」と声が出てました。

書類は、お父さんの方に届いたの？それとも君の方？

その時は埼玉後期の日だったので、結果は父が見ました。それで、父から電話が来て、深刻な声だったので何かあったのかなと思ったんです。そしたら「受かったよ。」って。

お父さん、喜んだろうね。

そうなんです。超はしゃいでます（笑）。迷惑な話で「もう埼玉受けなくていいよ。」って言うんです。

それだけ嬉しかったんだよ。実際、受かるまで何年かかったんだっけ？

7年です。

予備校はレクサスでいくつめ？

4つ目です。

予備校は全部自分で選んだの？

どの予備校に行くか親が提示して、その中から自分が選ぶという感じでした。

変なことを聞くようだけど、レクサスを最後にしようと思っていたの？

この一年で決めるつもりではいたんですけど、もしダメだったら腹をくくるしかないかなと思っていました。

試験を受けた時の手応えとかどうだったの？

去年とは違ってましたね。

今年も同じ大学を受けて、手応えがあったわけでしょう。

そうですね。去年よりも多く出来てるなという手応えはありました。

近畿は英語が難しいというか、ユニークというか。

知らない単語が結構多かったです。文法の部分は、当てずっぽうで答えたところもありました。文章の中にあるものをヒントにしましたけど、これが一番近いかなというものを答えた感じです。

近畿は一次受かったのは何人かいたんだけど、正規合格したのは君だけじゃなかったかな。

そもそも近畿を受験した人が少なかったですよね。

他の生徒も言ってたけど、英語が難しくて手に負えなかったって。もしかしたら英語が難し過ぎて、英語では差が付かなかったんじゃないかな。

そうですね、自分もそんなに取れた気がしないです。

君は他の教科が強いでしょ。作戦勝ちじゃないかな。

確かに、そうかも知れないですね。

近畿は問題が難しいでしょう。たぶん、君にとって有利に働いたんじゃないかな。それにしても正規合格というのはすごいよね。

ありがとうございます。

補欠合格ではなくて、一発ですぱっと受かれば、あとはもうのんびりできるもんね。本当に良かったと思います。
鬼塚先生、いかがですか？

私の方は、レクサスでの受験生活について聞きたいと思います。
まず、レクサスを知ったきっかけは何ですか？

親に提示されて選んだんですが、親は色々レクサスのことを調べたんだと思います。

お父さんが色々調べるんだよね。資料があるからと見せられて「ここに行ってみろ」という感じ？

そんな感じです。

13時間拘束は、大変でしたか？

そうでもなかったです。ただ、夜間指導の部分が自習的なものなのかなと思っていたんです。ただ課題を与えられてそれをこなすということだと思っていたんです。実際は違いましたが。

夜間指導はどうでした？

実は、時間がたっぷりあるから余裕で終わるだろうと思っていたんです。最初は自分の勉強とかできたんですけど、後期に入ってからは、ほぼ課題に追われるような感じになりました。

前期の授業は基礎の確認という意味合いがあるので、中には簡単すぎるという人がいたりするんですが、どうでした？

僕の場合は、そこまで基礎が固まってないという自覚があったので、せっかくだから最初からやっておくのも有りかなと思っていました。

夜間指導の時はどういう先生に質問してました？

千島先生や橋本先生にはよく質問していました。

授業で習った先生に質問していたんだね。

この教科の教え方は良かったなというのはありましたか？

数学は特にためになりましたね。授業中に結構バンバン当ててくるんです。千島先生とか橋本先生とか。分かってないなというのがあると、バンバン当ててくる。緊張感のある授業を受けることができました。そして、その後の夜間指導でもう一度やることになる。去年までは数学の成績が良くなかったので、一番強化されたかなと思ってます。

あの両先生は見た目とは違って結構厳しいからね。

英語も去年の予備校と教え方が全然違うので驚きました。以前は、文法だけ見て解きなさい、それで、文法的に間違ってないかどうかをまず考えて、間違ってなかったら今度は意味で考えなさいという感じだったんです。でも、レクサスでは、そういう状況があり得るのか、まず意味を考えなさいと。今までやってきた方法とは違っていたので、慣れるまでに多少時間がかかりました。

レクサスでの化学とか物理とかはどうでした？もともと出来ていたけど。

そうなんですけど、理科はそれほど上がりもせず下がりもせずという感じでした。ただ、化学は暗記量が増えたかなと思います。

英語と数学、どっちに比重を置いて勉強していました？

英語を重要視して頑張りました。とにかく英語で取れなかったらダメだからと言われてましたから。

勉強の仕方で気を付けていたことはありますか？スピードを上げることに注意していたとか？

僕は計算ミスをするタイプなので、スピードを上げることにはあまり重きを置いていませんでした。注意していたのは、こういうところはミスし易いよという先生たちのアドバイスです。間違えるポイントは、数学では割と決まっていたりするので、そこを意識しながら勉強していましたね。

一年間という長丁場でしたが、途中でスランプとかありましたか？なかなか思うように勉強がはかどらないとか、思うように点数が伸びないとか。

スランプというより、河合塾のマーク模試を受けた時、自分としてはC判定とかD判定とか取れるかなと思っていたんです。ところが、全然点数が取れなくてE判定だったんです。その時は正直危機感を覚えました。

成績表がここにあるんですが、実際マーク模試だけが極端に悪いんですよ。順位とかを見ると。

内容はセンターレベルじゃないですか。なので、これが取れないのはちょっとやばいかなと思いました。自分が受ける大学はだいたいマーク式なので、これはまずいんじゃないかなと思いました。

それで、危機感を覚えたというわけですね。

そうですね、それでちょっとやり方を変えた方がいいのかなと思ったんです。

あれは10月の終わり頃だったね。

そこで心が折れずに気を取り直して勉強したんですね。
その後の医大診断模試は悪くなかったよね。マーク式よりも記述式の方がやり易いって言ってたし。

個人的には、記述式に苦手意識があるんですけど、成績的にはマーク式が低く、記述式がいいんですよね。

レクサスに来て一番伸びた教科は？

数学ですね。

もともと苦手科目だったの？

英語ほどではないんですけど、自分の中では、まだ基礎が出来ていないという自覚があったんです。それで、レクサスに来たら授業中にバンバン当てられるので、自分の分からないところが、洗いざらい見えてきたというか。

（成績表を見ながら）一年前の成績表だけど、数ⅠAの方がⅡBより出来てないんだよね。他の人たちは、ⅠAとかⅡBとかが出来て、数Ⅲが出来ないというパターンが多いんだけど、君の場合は逆なんだよね。考えられるのは、単純な計算ミスとか、あるいは致命的に抜けている部分があるとかだよね。

そうですね、レクサスはそれを教えてくれたという気がします。問題を間違えたら、分析して教えてくれるんです。「これを間違えるということは、こういうミスをしていない？」という感じで分析してくれるんです。それはとても助かりましたね。

12月に入ってから赤本とかはやりました？

ほとんどやらなかったですね。直前になってどういう問題が出るかの確認だけでした。

真剣にじっくり解いてみるということはなかったんですね。

レクサスの課題をやるのが精一杯で、過去問をやる時間は取れませんでした。

それでいいと思いますよ。

一応、新しく受ける大学は事前にやるようにしていました。

課題もテキストも、後期になると過去問で構成されているから、授業と課題をしっかりやれば、過去問のフォローは十分に出来ていたと思います。

<川島先生（英語）到着>

川 島合格おめでとう。

ありがとうございます。近畿の英語が難しかったので、差がつかなくて受かったんじゃないかと皆さんに言われてます（笑）。

川 島どのくらい難しかった？

わけが分からなかったです。知らない単語が多過ぎました。

川 島数学と理科は出来たの？

数学はほぼ解けました。理科もやるだけやりました。

川 島英語が難しかったことが、君に有利に働いたというわけか。
お父さん、喜んでたでしょう。

めっちゃ、はしゃいでました。

川 島作戦勝ちだね。本当に受かってくれて良かったです。

何かやりたい科とかはあるの？

面接では、総合診療をやりたいと答えました。

川 島厳しいことを聞かれたりはしなかった？なんでこんなに浪人したのとか。

埼玉医科では結構厳しいことを聞かれました。でも、近畿では聞かれてないですね。

近畿は、志望動機とか何で医者になりたいかとか、定番の質問をされたでしょ。

川 島それも君にとっては有利だったかもしれないね。

近畿はあまり年齢を気にしない。逆に、埼玉の場合は年齢を気にするからね。何をやってたんだと、深く突っ込まれる。

めちゃくちゃ聞かれました。でも「勉強してました」としか答えようがなかったです。

受かっちゃえば、笑い話で済むからね。

川 島今は世界が変わって見えるでしょう。

そうですね（笑）。

川 島大学でも頑張ってね。

はい、ありがとうございました。

医学部を目指すようになったのは、お父様の影響ですか？

そこまで意識したことはなかったです。

でも、お父さんは相当期待していたでしょ？

そうですね、医学部を目指していたのは僕だけなので。

今年で終わらせようと、気合いが入っていたんだね。

こっちが追いつけないくらい、気合いが入っていましたね。前までは、そんなことなかったんですけど（笑）。

受験会場とかに何か持っていったりしてました？

レッドブルを持っていきました。試験会場に行ったら、まずトイレを済まして、その後にレッドブルを飲んでました。試験も後半になってくると体力的にも厳しくなってくるので、ここぞという時に気合いを入れるために飲んでました。ただ、カフェインが入っているので飲み過ぎには注意ですけどね。

眠気覚ましには効果があったわけだ。

僕の場合、眠気覚ましというより、気合いを入れるためでした。

現役生の時は、問題文を読んでも分からないとか、試験中退屈したりとかというレベルでした？

塗りつぶすだけの作業でしたね。全然出来なかったです。

3浪目くらいからは、一次合格が出始めたんですよね。

それがモチベーションに繋がりました。ここまで学力が付いてきたんだと。自分には少人数制の方が合っていたんだと思います。その方が緊張感がありました。やはり緊張感というのは大事だと思います。大手の予備校だと誰も叱ってくれる人がいないですからね。今から思うと相当たるんでいたと思います。

大手だと自分が分かっていなくても、バレないからね。

そうですね、レクサスみたいに成績が張り出されるわけでもないし、川島先生みたいにバンバン当ててくるわけでもない。

レクサスに来て良かったなと思ったのはどんなところですか？

やはり夜間指導ですね。夜間の課題をやることで、演習量が圧倒的に増えたと思います。大手だとそういうことはやってくれません。あと、自分が分からないところを何度も何度もやり直しする、100点取るまで。そして、自分の弱点を教えてくれて、それを否が応でも直すようにしてくれる、そんなレクサスの環境が自分には合っていたんだと思います。

受験勉強で一番苦労したことは？

一番辛かったのは、高校の同級生がみんな就職して、自分だけが遅れているということですね。それが精神的に辛かったです。でも、やっと報われました。

最後に後輩へのメッセージをお願いします。

「サボったら、一年延びるよ」ですかね（笑）。

貴重なメッセージありがとうございました。